土曜日

もやもやもやもやしながら、狂ったように自慰ばかりしている一週間をすごして、どうにかしないと、どうにかしないと、って思って、それで昨日の夜ふと思い立って、今日スケボーを買いました。

一人で、路地で練習したり、団地で練習したり。団地はジジイに怒られて追い出されましたけど。

 

頭の中では、友達が、僕と出会うより昔に作った大名曲がずっと流れていて。

乗れないスケボーまたがって  俺たち馬鹿ばっかりやった

ぼんくら連中昼下がり(日が暮れて)  なんだかちょっとさみしいね

 

不恰好なフォームで滑りながら、夜は近所の銭湯に行って、夜風で髪を乾かして。

コンビニで缶チューハイとポテチ。

もうこれで、僕の人生は全て十分なんじゃないか。

ちっぽけでちっぽけで、他人に迷惑かけてばかりで、何にも何にもできない僕には、これくらいの幸せがちょうど良いんだって。卑屈とか自虐とかじゃなくて、心の底からそう思えます。

 

何年も前から、心の隅っこにずっと引っかかっている言葉があります。当時、確かまだ今のバンドを組みたててで、メンバーもちゃんと定まってなかったとき、唯一最初から今現在まで一緒にやってくれているメンバーが、多分、飲み会の二次会に行かないための言い訳を、ちょっとそれっぽく言っただけだったんだと思います。

足りないくらいでちょうど良いんだよ、って。

ああ、僕にはずっとそれができなくて。もっと、もっともっともっと!って思ってしまって、それで他人に迷惑かけたり、後悔したり。

 

それで、今日。

せっかくの友達からのライブの誘いは無下に断って誰にも会ってないし、近所に二つある銭湯のうち水風呂がある方は人通りが多い道にあるから(スケボーの技術無きゆえに)諦めたけど。今日はまじで、足りないくらいでちょうど良かったです。